昨今では、ストレスやうつ病などに関する社会的な理解も深まってきています。年々増加する自殺者や不登校児童などの深刻な問題への対応策が求められており、カウンセリングやメンタルヘルスケアといったこころのケアの導入が積極的に検討されるようになりました。
自殺者数の年度推移
※H19年6月発表 警視庁統計資料より
H10年度以降、8年続いて30,000人以上を記録しています。自殺者がこれだけ増えている背景には、多くの方々が深刻なストレスを抱えているという現状があるのです。厳しい社会の中で健康に生きていくには、日頃からメンタルヘルスケアを心がけなければいけません。
不登校児童生徒の在籍学校数(平成13年度)
<小・中学校全体34,148校中>

H15年3月発表 文部科学省より
不登校児童は年々増加し、平成13年度には国公私立の小・中学校の不登校児童数が139,000人と、過去最高を更新しました。この憂慮すべき状況に対し、文部科学省は平成14年9月に「不登校問題に関する調査研究協力者会議」を設置し、平成15年3月に報告がとりまとめられました。
現在の不登校の定義は、身体的・精神的病気によるものを除外して考えられており、治療の対象ではないとされています。つまり「不登校は病気ではない」といわれているのです。とはいえ、不登校児童が年々増加していることは事実です。よって今後精神医学的アプローチも考慮した上で、対策を練る必要があります。だからこそ現在ではメンタルヘルスが重要なのです。